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Do you know a rumor I'm a gay?
 僕は、このブログを書く上で自分に禁じていることがいくつかあり、そのうちの一つは「取材の裏話」の如きものを書かないということであった。
 しかし本日、あるインタビューのテープ起しをしていて、これはどう考えても由々しきことだという発言をあらためて聞くに至り、そこで僕は(わりあいアッサリと)禁を破ることにした。

 先日、あるアーティストを取材した。彼はその特徴的な容姿とファッションから「ホモではないか?」、いや「ホモに違いない」、あるいは「このオカマ野郎!」といったあらぬ噂をネット上で立てられていて、僕は下調べの段階で当然それを知っていた。
 しかしもちろん、そんなことが話題に上るはずもなく、インタビューは和やかに進んでいった。
 が、ひょんなことから「彼の評判」についての話になり、「ミクシイのコミュなどに多くの意見が書き込まれる。そのなかには好意的な意見もあれば批判的な意見もある」というようなことを彼が言い出し、僕が「批判的な意見などがありますか?」と質問したところ、
「ありますよ、それは。あいつはホモだ、とかね」と言った。
「聞き捨てならん話ですね」と僕が返すと、彼はタンクトップがピッチリとフィットした隆々たる肩の筋肉をいからせて、

「僕がホモだっていう噂聞きませんか?」と言った。
 
 僕は30数年生きてきて、こんなセリフを面と向かって言われたことは過去一度もない。一度も聞いたことのないセリフは、ただその理由だけで尊重に値する。
 僕は瞬間的に笑った。しかし彼は、キラキラした目で僕の答えを待っている。笑い続けるわけにはいかない。

「聞いてない、といえば嘘になりますね」と僕は答えた。

 その後「でしょ!?、ほんと困るんですよ」と彼は身を乗り出して言い、それから数分機嫌よく話していたが、いよいよ締めねばならぬと感じた僕は言った。
「まあ、あのー、そういう中傷を…(数秒の沈黙)、乗り越えてね、これから頑張っていってほしいと思います。僕からの質問は以上ですが…」

*追記

 テープ起しで再度確認したところ、「僕がホモだっていう噂聞きませんか?」と言った後、彼は、

「僕すごい聞くけどな」
 
 と小さな声で漏らしていた。

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コメント
この記事へのコメント
 彼がホモかどうか、真実は分かりませんし、僕は知りたいとも思わない。
 僕はただ、彼があのような発言をせざるを得ない状況に身を置いているという、その憐れさを思うばかりです。

*このアーティストの名前は無論明かせません。
2006/09/10(日) 22:36:05 | URL | aka #-[ 編集]
僕も横にいながら「ちゃうんかい!」と心の中で突っ込みを入れさせてもらいました。
ホモではないかもしれませんがオカマバーにいるような気分になっていたのは僕の心の中にしまっておきます。
2006/09/11(月) 10:27:43 | URL | illue #-[ 編集]
あのキャピキャピしたテンションの高さはなんなんですかね。
もし彼が本当に噂を迷惑に思うなら、せめて「常にタンクトップ」をやめれば、事態も少しは好転しようと思うのですが。老婆心ながら。
2006/09/12(火) 17:40:43 | URL | aka #-[ 編集]
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