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雑記4/26
●難波のジュンク堂3階でヒッソリと催されている「古地図展」にて、「大正・昭和の広重」こと(この曖昧な感じが良い)吉田初三郎先生のパノラマ地図を堪能。

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 独特の構図と色彩感覚で描かれた数々の鳥瞰図は、古地図でありながらどこか未来的な趣すらあります。
●そのジュンク堂で気まぐれに集英社文庫の「文豪の探偵小説」を買う。

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 山前ナニガシが編んだという本書は、谷崎、春夫、鏡花、三島、芥川、川端、太宰、志賀、鴎外と錚々たるメンツでありながら、なんとも「冴え」のないアンソロジー。マトモなものは志賀「范の犯罪」、鴎外「高瀬舟」くらいです。文豪などとうやうやしく祭り上げられながら、大して見るべきところもない習作レベルの作品を引っ張り出されただけでも恥ずかしいのに、「探偵小説」などと筋違いな括り方をされるとは。と、文豪の方々もあの世で憤っておられると思います。まったくもってタマランと思います。まだ全部読んだわけではないのですが…・
●図書館でようやく嘉村磯多「七月二十二日の夜」が収録された「嘉村磯多全集 上」を発見。書庫にしまい込まれていた本書を出してきてもらうまで30分ほど待ち、借りる。果たして待った甲斐のある素晴らしい作品で、非常に面白い。これは、例えば「范の犯罪」の面白さとは違って、僕にとっては松本人志「システムキッチン」や、5年ほど前の「オールザッツ」で度肝を抜かれた森三中の奇跡作「鳥」といった、上質なコントと同様の面白さです。あくまでも僕にとっては。
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コメント
この記事へのコメント
「めがね番長」を観ているのですが、眼鏡の「つる」の先端を「かま」と呼ぶセンス(カマドウマ~バッタの仲間、の豊かな太腿に由来)はすごく良いと思います。
2007/04/26(木) 01:17:18 | URL | aka #-[ 編集]
偶然ですが最近僕も「高瀬舟」を朗読で聴いたばかりです。キスケ(やったかな)のダメさが際立っておりました。探偵は全然関係ないけどな。
2007/04/26(木) 03:49:35 | URL | spdmtr. #-[ 編集]
文学作品の朗読を僕は聴いたことがありません。今度一回聴いてみようと思います。

「高瀬舟」にしても「范の犯罪」にしても、人を殺した男が「全く夢中でいたしたことで」とかなんとか言って、とにかく殺人の意志について「分からん」という。自分でなんぼ考えても「分からん」。分からんくせに、なにか妙な居直りを見せ、「清清しい感じ」でいる。僕はそれがとても良いと思います。
2007/04/28(土) 14:59:57 | URL | aka #-[ 編集]
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