●取りつかれたようになんども西遊記のオープニングを観る。冒頭のナレーション部分が良い。正確に言えば、ナレーションが良いのではなく音楽が良いのだろう。芥川隆之の名調子もこのときばかりは「うん、うん、ちょっと一回黙ってみようか」(←ごっつええ感じ『あざみ』より)と言ってみたくなる。
●モン・サン=ミシェル。この妙な名前の建造物をおそらく日本人の多くが知っていて、そしてもう妙な名前とは感じられぬほど愛着を持ち、憧れている。なぜ憧れたか。なにが動機か。「世界遺産」という名のブランド力が先か、モンサンの絶勝が先か。答えは多分決まっている。しかし事実、隣にはモンサンモンサンと言っている嫁がいる。やれモンサンに行きたい。やれモンサンはすごい。だがモンサンとは何事であるか。
「フランス語でモンは山で、サンは聖なるっていう意味らしいで」
「それが何や。俺はモンサンのことを言っている。言葉の塊としてのモンサンについて言っている」。ちっっ、という鋭い嫁の舌打ち。
しかも猫の話をしらーと回避する厚顔ぶりがたまらん。
ちなみに僕はバンドブームに沸く中学生の頃、新聞のラテ欄で「プリンセスプリンセスのナントカ」ってのを見つけて、プリプリが出る!と勇んでテレビを見ると、皇太子様が・・・。「プリンスプリンセスのナントカ」の間違いでした。
プリンセスプリンセスを「プリプリ」。この略し方がまず駄目です。ミスチルとかドリカムとかエレカシとか、「二対二」方式は古い。ついでに言うと、KYだの何だの、「イニシャル」方式ももうカッコ悪い。時流に乗ってるだけだ。よって僕は「一対多」方式の略し方を提唱する。それで言い換えると、
プリプリ→ププリン
ミスチル→ミチルド
ドリカム→ドカム
エレカシ→エカシマシとなります。
だからといって僕になんのメリットもありませんが、ともかく提唱することにします。
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